クレア研究財団
ダマヌールの研究に対する使命感は「クレア研究財団」の創設につながりました。
ホリスティックな文化の普及のために、さまざまな領域の研究を受け入れ広める地域財団です。
財団の目的のなかに、科学的前提だけでなく個人的経験に基づいた “境界の”研究プロトコルの認証があります。他の目的は、スピリチュアリティとテクノロジーのような、隔たりのある現実同士をくっつけることです。
淡水藻類の発酵によるメタンガス生成の研究、もしくは、人間の食料供給のための動物由来の(牛の筋肉組織に由来する)筋原細胞の“培養”の研究と同様に、セルフィカや、サトルエネルギー、植物の世界とのコミュニケーションといった分野の研究が行われています。
財団はさらに、水耕栽培や空中栽培の研究や、複合分子の代謝に関連して、予防医療や他のさまざまな目的でDNAやRNAレベルの遺伝子多型の研究も行ってきました。
食品の分野で特筆すべきことは、もはや姿を消してしまったがシードルの生産に特に適している、北カナヴェーゼ地方の典型的なりんごの木の選択と再導入のための、ピエモンテ果樹栽培観察所“A.ガイザー”とビダラッコ村との協働です。
ダマヌールは、偉大な社会的人間的実験として、理論と実践の両方を調査する理想的な“研究室”といえます。
ダマヌールの哲学の原理によれば、あらゆる実験の目的は全体の役に立つ現実的な実践につながらなければなりません。
情報公開は財団のもうひとつの重要な役割であり、バランスアカデミーがダマヌールクレアのコングレスセンターで定期的に開催している、科学や環境や司法に関するコンベンションを通して行われています。
現在、財団は遺伝子多形(ポリモーフィズム)と唾液、および動物細胞の試験管培養の特許を保持しています。