ダマヌールの創設者ファルコとゲストとの夕べの記録映像より、字幕を翻訳してみました。
タイトルは「宗教とスピリチュアリティの違いはなんですか?」
ファルコに対するゲストからの質問:2013年1月18日
質問;私たちのミッションを、世界に対してコミュニケーションすることだとして、
ダマヌールの秘教的ミッションを一言で言えば、どのように定義しますか?
ファルコ:内なる神を見出す助けをすることです。
質問:世界を助けるのですか?その他の世界を?
ファルコ:そうです、興味を持った人は誰でもみな、助けるのです。
(中略:ここでファルコは「ジェフの質問は複雑だね、あなたの言いたいことはわかるが、これは要約なのだ」と質問者に語りかけています。もしかすると質問者は「ダマヌール」の著者でジャーナリストのジェフ・メリーフィールド氏なのかもしれません)
そして、コミュニティーの生活を再発見することです。
これは単に同じ家や同じ村に住むということを意味しません、それ以上のものです。
この必要性を再びつなげること、これは我々のDNAに含まれていて、今日の欲求でもあるのです。
そこには役立てられるたくさんのことがあるのです。
(そして後半部分、この動画の重要ポイントがやってきます。)
質問:この事が成功していることを判断するための、私たちがこのミッションの成果を得ていると判断するマイルストーンとなるものはなんですか?
ファルコ:人々が持ちうる、浮かび上がってくるであろう興味に従って、
宗教や宗教の信条の外で、宗教ではないスピリチュアリティを実践する意志です。
なぜならそれは宗教を超えていくもの、それは宗教の要求に縛られない、限定されないものだからです。
私は宗教とスピリチュアリティとの間には巨大な差異があると思っています。
ひとつは機関であり、もうひとつは誰もが持ちうる意味の必要性です。
わたし達は自分たちが行うことに意味を与えなければならない。
そして、これがスピリチュアリティと呼ばれるものだ。
つまり、自分たちの行動に意味を与えることこそが、スピリチュアリティなのです。
(動画終了)
ここでファルコの言葉を幾つか振り返ってみましょう。
・芸術とは、作品に意味を与えること(ダマヌールの芸術のカノン)
・ともに生きることは芸術である
・芸術とは、愛を他者に表現すること
ダマヌールが芸術に溢れたコミュニティーであり、ともに生きることでお互いに支え合い、成長しながら人生そのもの、生きることそのものに意味を与えること。
これこそが、物質を消費し地球を破壊しつつ、生きる目的を見失いながら彷徨っている現代人の生きかたと決別し、選び取るべき未来であると感じています。(AYU)