オルニトリンコによる、秘教的哲学の真髄

4月1日と2日、ダマヌールより来日したインストラクターであるオルにトリンコによるセミナー「秘教的知識とダマヌール」が行われました。会場は茨城県取手市のダマヌール東京センター、日本でも有数のセルフィック・ペインティングのコレクションと、庭に作られた日本初のダマヌールのエネルギーと繋がったらせんのサーキットを体験できる場所です。二日間のセミナーの一環として、参加者全員がらせんのサーキットを歩いて、ダマヌールのエネルギーと繋がりを実感する体験をしました。

 

 

秘教的知識・哲学の真髄はスピリチュアル物理学の内容にも踏み込むのですが、オルニトリンコはただ単に知識を伝えるだけではなく、随所で聞く側の理解を確認するかのように質問を投げかけてきます。それは知識を覚えたかどうかの確認ではなく、自らの力で考えていけるかどうかを評価するような、実に実践的な質問でした。

  

印象的だったのは、

「これが正しい、と、いかにもドグマのように言っているわけではなく、真実にたどり着くための方法としての考え方を伝えているのです」

との言葉でした。

 

なので、教わったことを丸暗記するのではなく、そのフラグメントから自分で足場を作って、そこからどのように考えを、ものの見方を発展させていくのか?を試されていたように思います。

 

日本の教育の場でも「詰め込み式ではなく自分で考える力を」というスローガンが叫ばれて久しいわけですが、「自分の力で考える」ことを獲得することは実に困難なわけで、ことに若さと柔軟さを失い硬直化した日本の社会の影響を日々受け止め続ける我々の認識を崩壊させ再構築させるためには、この随所の質問は実際のところかなり効果的でありました。

 

といってもそんな怖い質問ではなくて、たくさんのイタリアン・ジョークも炸裂していましたけどね!

 

この体験から、日々の現実をどのように捉え直すのか、そこから先に見えてくるものは、はたまたそういう仲間が増えていったときに世界がどのように変わっていくのか?

 

そういった未来への希望を感じさせる、春の暖かな日差しの中の二日間でした!

 

(AYU)