いのちの種まつりに出店しました

岐阜県で行われた種の交換会で植物の音楽の機械をもってタネ販売とダマヌール紹介のブースを出してきました。

私は、今年で3年目の自分で継いだ在来種の大豆を出店しました。
この大豆はとても粒が大きいと、大好評でした。
こうして種が人から人へと渡り、貴重な<遺伝子資源>というものが守られていくわけです。
植物の音楽に関しては、たいていのイベントではびっくりして興味を示す人が多いのですが、ここではそれほどの大きな驚きを示す人はいませんでした。
やはりタネの交換会に来る人たち、土と植物にダイレクトに関わっているので、今さら植物とのコンタクトに機械を通さずとも、といったころでしょうか。
でも、まだまだこういった機会はこれからもたくさんあるので、今回のことにはめげず、また出店していきたいと思っています。
さて、その第5回いのちの種まつりですが、近くに滝がある程の山奥のカフェが会場でした。
そんな知る人ぞ知るスペースに、なんと250人もの人が訪れたそうです。
確かにその山小屋風の2階建てのスペースには人があふれて活気に満ちていたし、京都や三重といった遠くからの来訪者も居ました。
彼等もまた、こうしたイベントをしていくとのこと。
このムーブメントが確実に大きくなっていることに心強さを感じました。
タネにまつわる問題は政治的、経済的、生物学的にみても、実はかなり深刻になってきています。
でも一般社会では、日常の忙しさにまみれて、真綿でじわじわと首を絞められている事に気が付かない、といったところかもしれません。
でも、ここにいる人たちはそれを憂いてもいませんし、あきらめてもいませんでした。
沢山のミュージシャンが、種を主題にした歌を披露し、沢山の人たちが自分たちの種に関する活動や熱き思いをオープンマイクでシェアーしていきました。
日本ミツバチのお話をしてくれた親子もいました。
子供たちのミツバチの絵や文章を紙芝居のようにその子供たち自身がめくりながら、親子で日本ミツバチの現状について、これからについて発表してくれてました。
その熱き思いに、私も近い将来、日本ミツバチを飼ってみたいと心を動かされました。
山奥のイベントにて、沢山の人々の交流があり、つながり、歌と音楽があり、楽しみと分かち合う事、そして<種は命>をキーワードにまだまだこのつながりは発展していくぞ、とわくわくを感じた1日でした。