改めて、呼吸の大切さ

 人は生まれた瞬間、"おぎぁー!"と産声をあげます。
それまでお母さんの羊水の中にいたのに、初めて空気に触れたのです。
産声は、声を出す、つまり息を吐くことです。

 

人生のスタートは、まず息を吐くことから始まります。

そして人生の最後、亡くなる時は、"息を引き取る"と言います。
つまり息を吸って、もう吐くことはないのです。

 

呼吸はまさに、いのちと共にあるのですね。

健康法として、昔から様々な呼吸法があります。

呼吸というのは、自律神経が司っていますから、そもそも呼吸法という“方法”に

なること自体、おかしなことだと思いませんか?

方法になるからには、意識的に自分の意志でコントロールできるということです。

そうです、つまり唯一自律神経を自分の意志でコントロールできるものが呼吸法です。

息を吸うと交感神経が、息を吐くと副交感神経がオンになります。

緊張の余り過呼吸になると、上手く息が吐けません。

口をタテに大きくあけて、(ただしリラックスして) “ハ~~” 

ため息をつくように息を吐いてみて下さい。

それもなるべく長く、ゆっくり。

“ながーい息”は、長生きの秘訣です。

 

息を吐ききれば、自然と息は吸えます。

息を吸う時は、鼻から吸います。

 

プラノテラピーを行う時には、ヒーラーもヒーリングを受ける方も、リラックスして、

この鼻から吸って口からゆっくり吐く呼吸法を続けます。


ヒーリングを受ける方で気持ち良くなって眠ってしまう方も多いのですが、

決して起こしたりはしませんが)、できれば、呼吸法を続けてもらった方が

望ましいのです。

 

ヒーリングのプロセスに、呼吸で一緒に参加することになるからです。

 

この呼吸を通してヒーリングを行うことによって、

呼吸は単に酸素を吸って二酸化炭素を吐き出すだけのものではなくなります。

 

プラーナというエネルギーを受け取って、それを満たすことにつながるのです。

 

普段から毎日10分間の呼吸法、お薦めします。