先日、古い「植物の音楽」装置のユーザーさんから、修理の依頼を受けました。
5-6年前に購入されたもので、まだダマヌールの研究者カメレオンテさんが、本業の合間に一人でコツコツと手作りされていた時代のものです。
入力部分の接触が悪く安定して鳴らすのが難しいとの症状で、さっそく装置を送っていただくと、案の定植物からの信号を本体に入力するプラグを差し込む部品が、本体の基盤から浮き上がってしまっていました。
外れた部品を基盤にハンダ付けして固定しましたが、基盤表面の電子回路も破損していたようで、そのままでは音が鳴りません。
そこで、回路上の他の部品に空中配線を追加し、無事に機能復旧させることに成功しました。
最悪の場合、本体基盤の交換になるかもとお話していたので、追加の部品代無しで修理できてほっとしました。
現在では、製造を引き継いたダマヌールの会社「ソレラ」が、この部分が弱く破損しやすいことを把握しており、最新の機器では入力部分が本体ケースに直接固定されるよう改良がなされています。
それにしても、この手作り時代の製品は研究者カメレオンテさんの思いのこもった機器で、作られた時期によって部品が違ったりするのですが、その内部構成の違いを見ていると時期によって製作者がどのように試行錯誤していたのか、その苦労のあとが忍ばれて感慨深いものがあります。
少し手を加えてやることで長く使われることが可能となれば、この素晴らしい機器に関わることができた者としてとても嬉しく思います。
もしも身近に、調子の悪い「植物の音楽」装置があるようでしたら、
healingcenterayu@gmail.comまでご連絡くださいませ。
できるだけ本来の姿・機能に戻せるよう、努力してみます。
ヒーリングセンター アユ