"自分を知る"一つの方法で、夢に着目してみるというのもいいかと思います。
そう、眠っている時に見る夢です。
夢の分析、解釈というと、フロイト、ユングの夢理論が古典的なものとして有名ですが、夢のシンボルの意味について知らなくとも、自分なりにできそうな気もします。
何せ起きている時と同じ人間の脳が作り出すものですから、思考回路も似た様なものです。自分にとって一番しっくりくるものを知るだけでも、かなり参考になります。
目覚めた瞬間に、断片的にでも夢を覚えていたら、すぐにメモを取る事をお勧めします。そうしておけば、解釈は後から時間のある時にゆっくりできます。
まずはその夢に登場する人物、もの、風景、ストーリー等について一つ一つ取り上げて、・・は?と自分に問いかけてみます。瞬間的にパッと何かを連想したり、思いついたり、思い出したりする事があれば、それをメモします。
考えてはいけません。リラックスしてその・・を思い浮かべた時にパッと自分のイメージに閃いたものです。何の脈絡のないものでも構いません。
それを続けているだけで、何となく見えてくるものがあります。自分の置かれている状況や心境と照らし合わせてみると、自分なりに了解できるものがあります。
最近見た夢の例です。
『外で友達が待っているから、朝ごはんは食べないで、布団をしまって出掛ける』という内容です。
夢の中で、押入れに布団をしまおうとするのですが、既に押入れの中には沢山の布団が様々な形で積んであるので、崩れない様に工夫して入れている場面が、はっきりと思い出されました。
布団・・寝具・・睡眠・・私的な時間・・自分だけの世界・・自分の頭の中・・無意識の世界・・という風に連想していくと、布団を工夫してたたんでしまおうとしているという意味が、何となくわかりました。
昔から時々こうして夢を楽しんでいます。夢は覚えてない、という方多いと思います。覚えていた時だけ、断片的なもので構いません。たまたま覚えていたという事は、そこに何か強い思いがあるのかも知れませんからね。
楽しみながら、自分の中を探索してみましょう!