つながる思い

春の草木の芽吹く特有な季節だからでしょうか。
自分の内面にある色々なつながりに、対面しています。

気分転換に庭に出てみると、金木犀の木にミノムシさんがいました。
それで、くどうなおこの、のはらうたの1にある、大好きな詩を思い出しました。

*  「し」をかくひ


かぜみつる
ゆうべ
くりのきのとこ  とおったら、  さ
みのむしのやつ  ないているのさ
こわいゆめ  みたのだって
まだちいさいし、 な
むりないよ

おれ  あしたのぶんに  とっておいた
そよかぜだして  ゆすってやった
みのむしのやつ  わらってねむったぜ

あんまり  かわいくて、 さ
とうとう  そよかぜ  ぜんぶ
つかっちまって、 さ
だから  おれ  きょう  おやすみ
ひまだから 「し」 かいてるの


いちじんの柔らかな風が吹きぬけました。

透明になった心で、改めて諸々のつながりについて思いを巡らしています。

「内面、社会、環境とのコミュニケーション、つながることの重要性」
まさに3/27のミニセミナーのタイトルなので、とても楽しみにしています。
                             YAMAMAI

* 『のはらうた1』 作:くどうなおことのはらみんな 出版社 童話屋より