私の中の獰猛(どうもう)さ

私の中の『毒をもつパーソナリティ』の存在を思うとき

私は、この絵の前に立ちます。 
 
この絵は、 
オベルト・アイラウディによるセルフィックペインティングで、 
絵の裏には、 

 
 「  乗りこなすことができる獰猛(どうもう)さが  

    それぞれの生きたパワーを使いながら 全てが一緒になり   

    全ての形、心、悲しみ、心労を 健全に癒す 」  

 

という意味のイタリア語が書かれています。

 

5年前、私が辛い体験をして心を閉ざしていた時 
この絵に出会いました。 
暗い配色の中に浮かび上がるのは、 
毒をもつ獰猛な生き物ばかり・・ 
普通の状態の時だったら、手に入れたいとは思わなかったと思います。 

 

でも、その時は、 
こんなに弱くて打ちひしがれた自分の中にも 
毒をもった獰猛な生き物のような部分があるのかも? 
その部分をうまく使いこなしていけば 
立ち上がれるかもしれない・・
と思えました。 
 
あれから、何年も経つ中で 
いつしか心の傷は癒えましたが、 
今でも、ときどき、この絵の前に立ち、
自分の中の毒や獰猛さを確かめては、 
ニンマリしています。 
土壇場に立った時 
きっと出動してくれる私の大切な資質だから。 

3月28・29日に 
東京で開催されるセミナー「内面のパーソナリティ」では、 
いつも頼りにしているパーソナリティをよく知るだけでなく、 
まだ自覚できていないパーソナリティを発見する体験ができるかも! 
と今からワクワクしています。

                 RANA